そろそろクリスマスね♪
さすがに街も寒くなってきたわ。
最近まで、半そでで出歩いてる中クリスマスソングが鳴り響いてて、
全然気分も出なかったの。
打って変わって今日は、寒い中イルミネーションや、クリスマスソングが鳴り響き
これこれっ!
って感じよ。
とはいっても、私ね実はクリスマスの雰囲気って大嫌いだったの。
そうね、ここ2年位でようやく好きになってきた所よ。
それまで、寒いのも嫌い
イルミネーションも嫌い
クリスマスってなんなのよ、だいっきらーーいって思ってたの。
ちょっと大げさだけど、嘘ではないわ。
なんで?と聞かれると思い浮かぶのは小さな頃の思い出よ。。。
子供の頃、クリスマス期間になると母親がクリスマスソングをかけるの。
子供用のクリスマスソング特集みたいなものよ。
私ね、別に耳をそばだてているわけでもないのに、曲が流れている事が好きじゃなかったの。
だって、もったいないじゃない?
何がって、電気の無駄遣いって気がしてたの。
お金を気にしてるわけじゃないのよ。資源の問題。
当時、子供番組でアフリカで餓えてる子供の映像を見せられた私は
極力資源の無駄遣いをしたくないなって、本気で思ってたの。
今では違う思考回路があるから、ちょっと違うんだけど。
当時は、自分の生活がダイレクトにアフリカの栄養失調な子供に影響を与えていると思い込んでいたわ。
で、クリスマスソングが流れる部屋で言ったの。
「ねえ、お母さん音楽決してい?」
って。
「え、ちょっと待って今つけたばかりじゃない。」
母親は答えたわ。
そっか、このテープが一回りしたら消していいんだ!
そう思って、そのテープが一回りして全ての曲が終わるのを、
今か今かと待っていたわ。
そして、ついにその時は来たの。
最後の曲が流れ、子供ってクリスマス好きでしょ?っていうやたら賑やかな曲が全て終わったわ。
「ね、お母さん音楽消していい?」
私は聞いたわ。安心して資源を気にせず生きたかったから。
すると、お母さんは渋るの。
無邪気な姉も、母もクリスマスソングが流れる空間を気にいっていたのね。
「もうちょっとつけとこ。」
母が言いクリスマスソングは流れ続けたわ。
今か、今かとクリスマスソングを消す瞬間を夢見ていたのに
私の希望は叶わなかった。
胸の中に、緊張したような心地悪さや心配な気持ちが張りつめて
部屋の中には、賑やかなだけの曲が流れ続けたの。。。
切ないでしょ?
イルミネーションを嫌いになったのも、似たような理由よ。
電気の無駄遣いと思ってた。
そして、昔の電球って熱かったのね。
今ではLEDのイルミネーションが主流だけど、昔は豆電球で飾っていたと思うの。
だから、木がやけどしちゃうって思ってたの。
実際、ズームイン朝でやってたわ。
木が焦げちゃう事を取り上げてたの。
私、すごく木がかわいそうでだった。
だって、熱くても木はそれを振り払う事が出来ない。
そして、それを見て人間は誰も助けてくれないの。
むしろ、大喜びで写真を撮ったりデートしたりしてるの。
残酷よね。
私が動物園を嫌いな理由も同じよ。
とても残酷なの。
そんなこんなで、寒いのもクリスマスも大嫌いだったのだけど
大人になる間に、イルミネーションの光はLEDになり
部屋でクリスマスソングをかけ続けないくてもよくなり
サンタを信じてるふりもしなくてよくなり
ここ2年位で、ようやく楽しい雰囲気に心を開いてもいいかなって
思いはじめたってわけ。
大人になった事で、アフリカの子供を救いたかったら
自分が我慢した生活をすればいい訳ではないとわかったし
なんだか、楽に考えられるようになったこともあるの。
大人になるって、基本いい事ばかりだわ。
だって、ようやくクリスマス期間をいいかもしれないって思う事ができ始めてるんだから。
https://fukusuke.tokyo/archives/8929.html
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